皆野英蔵の映像お役立ち情報
こんにちは、皆野英蔵です。
今回は最初にお約束していました、映像に関するお役立ち情報です。
最近新聞の折り込み広告や、電化製品のお店で良く目にする「4K」や「4Kテレビ」で
すが、4Kとは何か、これは今買いかどうかについても、やさしく解説させていただきます。
ちまたでは、売らんがための映像機器メーカーやテレビメーカーの陰謀ではないかとの指摘もあります。
メーカーとしては、どんどん新規格や新商品を売り出して、次から次に買い替えてもらい
たいと考えていることは明白です。
要はお金を出して買い替えても、皆さまに相応のメリットがあるかどうか、皆さまが満足 できるかどうかだと思います。
まずはこれを機会に、テレビの歴史から見ていきましょう。
1897年 ブラウン管が発明される。
1927年 テレビなるものが出現する。
1934年 ドイツでテレビ放送が始まる。
1953年 日本で白黒テレビの放送が始まる。シャープ国産第一号テレビ発売
価格はなんと175,000円(当時としては破格の値段でした)
当時の大卒初任給は7、650円です。
1955年 皆野英蔵生まれる。(関係ありませんね、失礼しました)
1960年 カラー本格放送始まる。 白黒テレビだけの時代って思った以上に短かった
のですね。東芝製カラーテレビの初期価格は、な・な・なんと52万円
当時の大卒初任給が1万数千円だった時代です。
ただ衝撃的なできごとだったと思います。
1964年 東京オリンピック 残念ながら私は白黒テレビで見ました。
1967年 パナカラーやトリニトロン方式が開発され、だんだん画質も良くなってくる
と同時に、価格も下がり家庭に普及してきました。(当時は3Cの時代です)
ちなみに3Cとは Car、Colorテレビ、Coolerです。
1984年 アナログハイビジョン放送始まる。
1990年 BS(衛星放送)始まる。
2003年 地上波デジタル放送(地デジ)始まる。 いよいよアナログ放送に別れを告
げ、デジタル放送の時代となりました。 初期は大画面が得意のプラズマの
価格が40型で40~50万円でした。 当時はプラズマテレビと液晶テレ
ビが競い合いましたがプラズマテレビは消えいきました。私もいよいよデジ
タルテレビしか見られなくなる時に、液晶テレビ「2K」フルハイビジョン
を購入しました。価格は42型で8万円台でしたが、映像の美しさに感動し
た記憶があります。ただ価格の低下は半端ではありませんね。
2011年 4Kテレビが発売される。 価格はシャープの50型で262万円とこれも
またびっくりポンな価格でした。
このように、最初のテレビ放送の開始から、70~80年程度ですが大変な進化をとげ
、もう途方もなく画面は美しくなっています。
それでは続いて、ハイビジョンとか4Kとかいう見た目の美しさ(画質)についてもご説
明しましょう。
説明を簡単にするために、アナログテレビは除いて、デジタルテレビだけで説明します。
まず画面の美しさは、解像度と言われる画素数で決まります。
虫眼鏡で画面を拡大してよく見ますと、色のついた小さな点で構成されています。
これを画素(ピクセル)と言います。
写真や点描画なども同じですね。
この画素の数が多い方が綺麗に見えることは、皆さんも容易に想像できると思います。
この画素が画面の横方向に約1000個並んでいるものがハイビジョン「1K」と呼びま
す。
「K」とは1000倍と言う意味で、1gに対して1000gが1Kg、1mに対して
1000mが1Kmと同じですね。
また画素が画面の横方向に約2000個ならんだものが、「2K」です。
一般的にフルハイビジョンと呼ばれていて、現在放送されている視覚的情報です。
言い換えれば、今はフルハイビジョンの時代なのですね。
そうすると「4K」と呼ばれて今まさに売り出し中のものは、想像できましたか?
そうです画素が画面の横方向に約4000個並んだ視覚的情報です。
一般的にウルトラハイビジョンと言われています。
ただまだ4Kの放送は専門チャンネルくらいしか放送されていませんので、4Kテレビの
性能を余すところなく引き出せる状況にはありません。
さらに画面を美しくするために、「8K」なるテレビも動き始めています。
画素が画面の横方向に約8000個並んだ視覚的情報です。
一般的には、スーパーハイビジョンと呼ばれています。
ウルトラマンよりスーパーマンが上だったのですね。
知りませんでした。
まだ「8K」は展示会レベルでの話ですが、技術の進歩は早いので、「4K」が直ぐに過
去のものになってしまうのではないかと、購入を躊躇する方も多いようです。
いかがでしたか?
だいたいご理解いただけたでしょうか。
次回は、Part2として、消費者の側にたったお役立ち情報をお届けします。
また次回をお楽しみに! 皆野英蔵でした。