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シニア世代って、一体何歳くらいからが対象年齢?

一般的にご承知の通り、シニア世代の転職や就職活動は困難を極めると言われていますが、では、一体そのシニア世代とは何歳くらいの年齢層を指すのでしょうか?

 

一般的な老齢者という意味では映画館などでシニア割引対象となる60代以上かな?というイメージがありませんか?

 いろいろ調べてみたのですが、明確な基準はなく、業界や目的によってバラバラ、ある業界では40代からがシニア(!)という説もありました。世界保健機関(WHO)の定義では「高齢者」を65歳以上と定義しており、また、人口構造を示すデータでは生産年齢人口を15~64歳、老年人口を65歳以上と区切っていますが、これは社会保障から来る定義とも言えそうです。

 では、生活者の意識としてはどうでしょうか。調査をかけて平均年齢を見てみたところ【図1】、「シニア」は60歳前後から、という意識が明らかになりました。確かに、映画館のシニア割引、東京ディズニーリゾートのシニアパスポートなど、60歳以上からの割引サービスに「シニア」という言葉が多く使われていることからも、イメージがされやすい年齢なのかもしれません(もちろん65歳以上、70歳以上からというサービスも多くありますが)。

違う呼び方では、「シルバー」「高齢者」では60代後半から、「老人」では70歳前後から。老人>高齢者>シルバー>シニアという図式が成り立ちます。【図1】には掲載していませんが、「おじいちゃん」「おばあちゃん」という呼び名から連想される年齢では60代後半。呼び名ひとつでイメージする年齢が微妙に変わる様子が確認できます。

 

10代と30代ではシニアと感じる年齢は違う!?
世界基準のシニア年齢は解りましたが、ちまたでアンケートを取ってみると、年代によって感じる「シニア」には大きなひらきがあるようです。確かに自分自身の感覚に置き換えてみても、10代の頃に老人だと感じた人が40代になっても同じようには感じないということは年を重ねれば誰もが同意するところでしょう。

 

<年代別に見たシニア>

シニア世代って、一体何歳くらいからが対象年齢?

【図1】をさらによく見ると、年代が上がり、当の60代や70代になると、「高齢者」や「老人」という呼び名に対してイメージする年齢が上がっているように見えます。これは、自分はまだまだそうではない、と認めたくない欲求がありそうです。ということでこの中で最も若い呼び名である「シニア」と呼ばれることに抵抗感があるか?を聞いてみたところ、イメージでは「シニア」に括られるはずの60歳前半の人でも、半数以上が「抵抗がある」という結果になりました。

【図2】あなたはシニアと呼ばれることについてどう感じるか

【図2】あなたはシニアと呼ばれることについてどう感じるか グラフ

情報出典:ビデオリサーチ

まり、年齢としては「シニア」であっても、「シニア向け」「シニア○○」は「自分向け」だと思えない人がいるということ、むしろ気分を害する可能性がある(=シニア扱いするな!)ということになります。

背伸びしたい10代、若く見られたい60代

 子供の頃は大人びた仕草や振る舞いに憧れつつも、だんだん年を重ねるに連れ、人より若く見られたい、若くありたいと思うのは人間の性だと思います

この「背伸びしたい」「若くありたい」といった意識についても確認してみました。
 

【図3】は、主観年齢(自分自身がイメージする自分の年齢)と、実際の年齢との差分をグラフ化したものです。やはり、10代から20歳くらいまでにかけては自分のことを実年齢+1~2歳くらい上に、20代以降は実年齢より若いイメージを持っている傾向が見てとれます。面白いのは、20代から50歳くらいまでは、実年齢との年齢の差がゆるやかに広がっていき、50代から60代にかけては-5~6歳で一定になるということです。さすがに-10歳とか-20歳も若くイメージするのは無理があるのかもしれません。あとは、30代で男性よりも女性の方が少しだけ若くイメージしている点も、ちょっと面白いです。

【図3】主観年令(自分自身がイメージする自分の年齢)と実年令の差分

【図3】主観年令(自分自身がイメージする自分の年齢)と実年令の差分 グラフ

 

「シニア」をシニア扱いすると抵抗感が生まれる、ということを書きましたが、実年齢が60歳の人でも、意識的には-5~6歳前後でイメージしている、ということからも、単純な年齢で呼び名を決めてはいけない、ということが分かってきます。

では「おとな」はどうでしょう?

30代が71.0%、40代でも62.0%が「大人になりきれていない」と感じていることが判明しました。

大人になるということは大変だと痛感している人は多いようですが、なかには「自分を大人だと思う人間に発展性はない」という意見も。現状に甘んじず、自分の未熟さを自覚しながら鍛錬を重ねる日々が「大人」といえるのかもしれないですね。

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