認知症

軽度認知障害(MCI)の人におすすめの一石三鳥の認知症予防とは?  元気人

正常な人が認知症予防において目指すべき目標は、
まずは軽度認知障害(MCI)の予防になります。

MCIとは、正常と認知症の中間状態にあたり、
5年間で約50%の人が、認知症にステージが
移行するといわれています。

逆に、MCIから正常に戻る事例も報告されており、
MCIは、認知症において徳俵に足がかかった状態といえます。

MCIにステージが進行したとしても、
この段階で踏ん張り、正常に戻りたいところです。

MCIの時期に衰えをみせる3つの認知機能として、
1)エピソード記憶
2)注意分割機能
3)計画力
があり、これを効率よく鍛えることが、
MCIの予防においても、MCIから正常への復帰においても
大事になります。

今回は、2)の注意分割機能に焦点をあてて
軽度認知障害(MCI)の人におすすめの
一石三鳥の認知症予防についてみてみたいと思います。

もちろん、この方法は
MCIを予防することにもつながります。

注意分割機能とは、
2つ以上のことを同時に行うときに
適切に注意を配る機能のことです。

注意分割機能を鍛えるには、
「○○をしながら、▲▲をする」
いわゆる「ながら」行為がいいとされています。

MCIの人でも取り組めるながら行為としては、
「身近な人と会話をしながら散歩をする」
がおすすめできます。

会話をしながらも、前方に注意を向ける必要があるため、
聴覚、視覚など2つ以上の注意力を使っていることになります。

簡単な行為のように思えますが、
認知機能の低下とともに難しくなりますので、
実はいい認知機能トレーニングになっているのです。

また、歩くことによって、
足腰などの身体の機能を高めることができ、
身体機能の向上は、脳への刺激となって、
認知機能の向上につながります。

そして、身近な人とのコミュニケーションは
人のつながりを強化し、人間関係の質を高めます。

ちなみに、米国ハーバード大学が
700人近くを75年間追跡した研究からわかった
「幸せな人生を送る秘訣」を発表しています。

富を得ること、有名になること以上に
身近な人とのよい人間関係が、
私たちの幸福と健康を高めるという結果でした。

コミュニケーションは
よい人間関係を築く上で土台となるものです。

「身近な人と会話をしながら散歩をする」では、
認知機能と身体機能を鍛えながら、
そのコミュニケーションを重ねていくことができます。

また、親しい人との会話は
ついつい長話をしてしまうものですが、
その分歩く距離が増えることになりますので、
それは願ったり叶ったりな話です。

あと、MCIになると、
新しい活動を続けるのは難しくなりますが、
一緒に散歩する人がいれば、その活動も長続きしやすいです。

長続きする分、認知症予防の効果が期待できることになります。

以上をまとめますと、
「身近な人と会話をしながら散歩をする」ことで、

ながら行為が注意分割機能を鍛え、
歩くことが身体機能を高め、
会話が身近な人との人間関係をよいものにしていく

・・という一石三鳥の効果が期待できるのです。

もし、お父さん方の中に、

「わしが連れと一緒に歩いたのは、
新婚の時以来の話じゃわい」

という方がいらっしゃいましたら、
是非とも今日からパートナーを誘って、
散歩に出かけてみてはいかがでしょうか?

 

一般社団法人 元気人

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