介護サービスはどこでも同じと思っていませんか?
実は・・・施設によって、介護の方法や接し方は様々。
それぞれがこだわりを持って運営中なんです。
介護の条件を確認するには…
- どんな介護が必要なのか考えてみましょう!
- 施設介護にどんな特徴があるか確認する
- 希望の介護を受けたいのであれば、その特徴のある施設を探してみましょう!
- 別に訪問介護事業所から受ける場合、サービスの内容や特徴をしっかり確認しましょう!
上記項目のうち、たとえばスケジュールについて
「起床、食事、入浴、排泄、就寝…」と、施設が決めたスケジュールに合わせて行動しなければならない一方で、入居者が自分のペースで好きな時に食事や入浴ができる施設もあります。
現在は、入居者ひとりひとりの個性を尊重し、個別ケアをする施設が増える傾向にありますが、体験入居などをしてみると一番実態がわかるでしょう。
特定の分野に強い老人ホームも増えています
- 認知症ケアに力を入れ、認知症ケアの資格取得を推進したり、研修などを行う施設
- 入居者にそれぞれ担当の介護スタッフを決めて信頼関係を築くことを重視する施設
- “介護福祉士”の所有者を増やし、質の高い介護サービスを行うようにしている施設
- 気持ちのこもった介護提供に重点を置き、スタッフのマナー教育に力を入れている施設
- 暮らしの中に自然なリハビリを取り入れ現在の状態を保てるよう考えている施設
- 月額費用をおさえて様々な人が入れることを重視している施設
どんなケアをして欲しいかを考え、それにあった老人ホームを選ぶのも賢い選択と言えます。
また、最近増えている住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の場合は注意が特に必要です。
これらの形態では、実際に介護サービスを提供するのは、老人ホームではなく、別途契約する介護サービスの事業者です。
在宅介護同様に、自分の住む家(老人ホーム内の居室)に対して、訪問介護を受ける形になります。
在宅介護と同じですから、訪問介護の事業者は、自分で自由に選ぶことができます。
しかし実際には、入居している施設と同じ建物内・敷地内に訪問介護の事業所がある場合が多く、その事業所と契約するケースが多くなります。
実際、施設側からもそれをすすめられるケースが多いですし、入居者にしても毎日顔をあわせる気心の知れた相手。当然と言えます。
訪問介護の事業所が老人ホームと同じ敷地内にある場合は、ホーム長が、訪問介護事業所の責任者を兼任していることが多い傾向にあります。
その場合、介護への考え方は施設と似ているのでわかりやすいでしょう。
しかし、訪問介護事業者が全く別会社になっている場合は、改めて確認する必要があります。
施設長に対して、訪問介護サービスの内容・特徴について確認するとともに、介護サービスの事業者側にも直接会って確認することをお勧めします。