介護

認知症にかかりやすいのは男性か女性か

認知症はさまざまな要因によって
引き起こされる病気です。

認知症の有病率に、男女差という要因は
どの程度関係しているのでしょうか?

男女差について検証した研究報告があります。

参考資料:平成23年度 筑波大学 朝田隆提出資料 P19(厚生労働省)

これを元に認知症有病率の男女差について
みていきたいと思います。

認知症の発症原因において半分以上の割合を占めるのが、
アルツハイマー型認知症です。

アルツハイマー型認知症の有病率では、
女性は男性より1.4倍ほど多いとされています。

なぜ男女差が生じるかは、諸説があり、

アルツハイマー型認知症は加齢がリスク要因であるため、
平均寿命が長い女性のほうが、自ずと発病者が多くなる

女性の健康を守ってきた女性ホルモンの分泌が
閉経後は低下するため、その恩恵が受けられなくなる

男性のほうが女性と比較して、脳容量が大きい分
認知予備力の蓄えも大きくなる

などと考えられています。

では、認知症の発症において、
男性は女性より安心できるかというと
実はそうでもなかったりします。

認知症の発症原因の中で
アルツハイマー型認知症に次いで多いのは、
脳血管性認知症です。

脳血管性認知症の有病率では、
男性のほうが女性より1.9倍ほど高くなっています。

三大生活習慣病(がん・脳卒中・心臓病)による
死亡率をみてみると、男性のほうが女性より高くなっています。

参考資料:死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(厚生労働省)

不摂生な生活スタイル、
過度の飲酒や喫煙などの生活スタイルは
生活習慣病につながりやすいです。

男性のほうが、こうした生活スタイルをとりやすく、
その分動脈硬化が進行し、脳血管性認知症の発症リスクを
高めていると考えられます。

「まさにわしのことではないか」と、
どきっとされたお父さんがいらっしゃるかも知れません。

ストレスも認知症にはよろしくないのですが、
驚かすつもりはありませんでしたので、どうぞおゆるしください。

以上を踏まえますと、
認知症予防の活動目標を考える際、
男女で少し比重を変えるといいかも知れません。

例えば、受験対策では、
限られた勉強時間の中でも合格圏に近づけるように
まずは苦手分野から克服していきます。

限られた時間の中で、
成果を出すという意味においては
受験対策も認知症予防も同じです。

受験対策と同じ考え方を認知症予防にもあてはめて、
苦手な分野の克服から予防活動に取り組むのもいいでしょう。

男性の場合は、
脳血管性認知症の発症リスクを抑えるべく、
生活習慣病の改善に取り組む、すなわち
運動不足の解消や食生活の見直し、禁煙など
生活スタイルを見直していく。

女性の場合は、
アルツハイマー型認知症の発症リスクの抑制につながる、
運動、食生活、知的活動、人とのつながりの活動を増やす。

・・を心がけると、認知症予防がさらに効果的になると思います。

関連記事

  1. 介護保険外サービス一覧 久山町
  2. 老人福祉施設 事業所一覧 福岡市中央区
  3. 訪問理美容 事業所一覧 粕屋町
  4. 療養医療施設 事業所一覧 福岡市博多区
  5. 認知症対応デイサービス 事業所一覧 福岡市早良区
  6. 老人福祉施設 事業所一覧 志免町
  7. 高齢者向け住宅 事業所一覧 太宰府市
  8. 認知症対応デイサービス 事業所一覧 粕屋町

新着記事一覧

カテゴリー

PAGE TOP