2人の愛娘の子育て中、最も頼りにしていた母。
ところが、ある時期から始まった別人のような異常な短気や、奇行の数々。
一時は憎しみまで覚えるが、実はその原因が重い脳腫瘍のせいだと判明。自責の念にかられ、自宅介護では完璧以上を目指して頑張ってしまうことに。
先が見えない介護トンネルの先で待ち構えていたのは、すべての感情を奪う「透明な箱」だった。
コメンテーターなのに喋れない、主婦なのに料理ができない、人間なのに笑えない……やがて、
庭の木に誘われて死を思うところまで悪化。
それでも自宅介護をつらぬき、母を満足いく形で見送ったが、介護が終わっても、むなしさが止まらない、元の自分に戻れない日々は続く……。
昨年末まで介護後うつの当事者だった著者が、苦悩の日々と再生のヒントを包み隠さず綴ったドキュメント。
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“介護後”うつ 「透明な箱」脱出までの13年間 |