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シニア流海外旅行の勧め   田中 嘉文    

海外に行ったことがない方も行ったことがある方も、
時間に余裕ができた今こそ、シニアならではの
海外旅行を楽しんでみませんか?

 

海外旅行でアンチエイジング

海外は非日常の世界です。
日常とは全く異なる環境や文化の中に身をおくと、ちょっとしたことでも感動したり、ささいなことにも心を動かされ、笑顔になることが多くあります。気分がリフレッシュされ、心がグングン元気になっていくのが感じられます。そしてもっと色々なことを体験したいという期待感とほどよい緊張感は脳を活性化させます。

 

様々な国の文化・歴史に触れれば、新たな好奇心の扉を開けることもあるでしょう。
語学を勉強して現地の人と直接話してみたい、美術館で出合った著名な画家の他の絵画も見てみたいなど。その好奇心は探究心になり、普段の生活にハリや彩りを与え、さらには次の旅行への活力になります。海外旅行はシニアの方にとって最高のアンチエイジング策の一つといえそうです。

目的をはっきり決めよう

旅行のプランづくりのポイントは「目的をはっきり決めること」です。
たとえば「世界の祭りをめぐる旅」。ブラジルのリオやイタリアのベネチアなどの“華やかなカーニバルめぐり”。ただ見ているだけでなく地元の人と一緒に盛り上がれば、その国の人柄に直接触れることができる貴重な経験になります。
または「出張で訪れた街へもう一度」。時間があればゆっくり観光したかったなぁと思った街はありませんでしたか?ご夫婦で一緒に行かれてみるのもいいでしょう。

シニアの方におすすめしたいのは、長期間が特徴の「滞在型旅行」と「クルーズ旅行」です。
滞在型旅行の例として、日本語ボランティアがあります。午前中は日本語を教える教師のアシスタントを務め、午後は地元の人と交流しながら自らも英語を学び、土地の文化を学ぶ。新しい生きがいのある日々が送れます。また有機農法でワイン用のぶどうを栽培しているドイツの農家に滞在する旅もあります。農作業を手伝うことで環境保護の理解を深めることができます。1カ所に1カ月くらい滞在できると、観光旅行では知ることのできなかったその国の生活や文化を、より深く知ることができそうです。

クルーズ旅行は移動の労力をあまりかけずに、世界の各地を巡ることができます。寄港地では観光ツアーに参加でき、船中では一時も退屈することがないほどのエンターテイメントプログラムが充実しています。様々な国の人々とアクティブに過ごすも、マイペースでのんびり過ごすも、全て自分の気の向くままに組み立てられる旅行です。

時間と費用に余裕のあるプランを

パッケージ旅行か個人旅行か、プランを決める時には、今までの旅行経験を振り返って、自分の“旅の実力”を見直してみましょう。

海外旅行が初めての方は、旅行会社が予約や手続きを全て行ってくれる“パッケージツアー”がおすすめです。いくつかの都市を周遊するパッケージツアーを選ぶときには、1都市2泊以上滞在となっているかを確認しましょう。1泊だと毎日荷物詰めに追われることになってしまいます。また途中に終日自由行動日が含まれていると、緊張や慣れない行動でたまった疲れを一旦リセットできます。そしてツアーの年齢層をあらかじめ聞いておくと、自分に合っているツアーか参考になりますね。最近では定年後のシニアの方向けのツアーを専門的に企画・販売している旅行会社もありますので、そちらもチェックしてみましょう。

海外旅行の経験がある方は、過去に「もう少しこうすればよかった・・・」と思うところを、思い出してみましょう。しかし、快適で安全なシニアの方の海外旅行の基本は、「日程に余裕を持って、費用を節約しすぎないこと」です。

個人旅行は予算や行程を自由に決められて、他人のペースに合わせなくてよいというメリットがあります。ただ日程の組み立てや現地での行動に多少の知識や経験が必要とされ、何よりも現地でトラブルが起こったときに対処ができるかが重要になってきます。
そこまでは自信がないけど多少は自分で自由に行動したいという方は、宿泊場所と移動手段の基本要素が決まっているパッケージツアーをベースに、自由行動を組み合わせるのがいいでしょう。海外旅行に慣れている方なら、手作り自由旅行にトライしてみるのもいいですね。
各旅行の詳細やプラン作りについては、旅行会社を上手に利用して相談しながら進めてください。

満足度の高い旅にするために

シニアの方にとっては、旅行を充分に楽しめるかどうかは体力や健康管理によるところが大きいです。観光をすると1日1万歩以上歩くとも言われています。疲れて歩けなくなったなんてことがないように、日ごろから歩く習慣をつけておきましょう。

到着した日は無理をせずにゆっくり休むスケジュールに。長時間の移動で体は思ったより疲れています。翌日から元気に行動するためにも、フライトの疲れをとることを優先してください。疲れに効果のある医薬品のビタミン剤を持っていくのもおすすめです。(渡航先が携行可能かどうかは、事前に確認しておきましょう。)

パッケージツアーでいく場合、絶対に行きたい観光スポットは、オプションではなく元々ツアーに組み込まれているプランにしましょう。オプショナルツアーが満席だったり、見学施設が休館だったりして、残念な結果になってしまうこともあります。個人旅行では何が起こるか分からないので、絶対に行きたい場所は行程の最初に行くように計画しましょう。

自由旅行でおすすめなのは、どこか1点を豪華にすることです。
例えば最終滞在地のホテルや、その旅行の最大目的の都市のホテルをランクアップするのです。
スイスがメインのヨーロッパ周遊の場合、パリなどの都市はスタンダード、アルプスの山々が美しい地域に宿泊するときは、他では味わえない雰囲気を備え、眺めがよいホテルにしてみましょう。そうすると旅全体の印象が変わってきて、「いい旅行だったな~」と思えるはずです。

心地よい疲れとともに帰国したら、一旦身体を休めて、また新たな好奇心とともに旅立ちましょう!


田中 嘉文
1943年生まれ。
海外旅行コンサルタント、シニアライフ・アドバイザー。
大学卒業後一貫して海外旅行業界を歩む。JALパック、JCBトラベルなどを経て、個人事業「アクティブライフ・クリエイション」を運営。リタイア後のシニア世代向けに、「今だからこそできる旅、今ならまだできる旅をしよう」をモットーにして多彩な旅を提案。自らもアメリカ・ルート66完全走破ドライブ旅行、ハワイ島で田舎暮らし、南米アマゾンの奥地探検ツアーなどを実践。著書に「シニアに優しい旅のコツ~海外旅行の実践講座~」(角川書店)がある。
出典

武田コンシューマーヘルスケア株式会社

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