ファイナンシャルプランナーの姉川です。
ご訪問ありがとうございます!
~“めんどくさい”というセリフはほんとに自分から人・モノ・事柄、あるいはチャンスすらも遠ざけるもので、、聞いても嫌だし自分でも決して言わないように意識している言葉です。~
さて、今回はまさに先ほど言われた質問について状況を整理しつつ記事にしたいと思います。
『満期になった保険は税金かかるんですか?』
ご質問者は郵便局で約20年前から“養老保険”にご加入との事。
もうすぐ満期の60歳になるということでのご相談でした。
養老保険といえば、万が一の死亡保障と貯蓄機能がセットになった保険商品です。
郵便局さんでよく販売されてましたね!
老後資金に貯蓄保険としてよく使われますが、実は子供の学資保険も全く同じ仕組みとなっております。
特徴としては、あらかじめ設定した満期(例えば18歳の時に・・60歳の時に・・)になったら、当初の約束の満期保険金が受け取れます。
果たしてこれに税金が取られるのかということ。
結論からすると、、
~税金がかかる可能性が(額によっては)ある!ということ。
ここで、知識を一つ。
税金は、満期金や解約したときの解約返戻金には、その全額にかかるわけではありません。
→支払った保険料を超える部分、つまり、儲けた部分にだけかかってきます。
具体的に数字でみてみると・・
まず公式は、
『 満期金 - 支払った保険料の合計 - 50万円(一時所得の特別控除)}×1/2
例えば、
・養老保険の満期金=150万円
・満期10年で10年間支払った保険料=120万円
150万円-130万円-50万円×1/2=-15万円
つまり、マイナスになってしまったので養老保険の満期金には税金は掛かりません。
この式から見てもお分かりになるかと思いますが、支払った保険料より満期金が50万円を超えなければ税金はかからないということになります!
プラスになった場合は税金を払わないといけません。
確定申告の際に申し出ましょう。
※厳密に言うと、契約者と受取人の形態や、贈与税になるパターンもありますのでご注意を。
~受け取った保険の満期金に税金はかかるのか?、、
“儲かった分”に税金がかかる!と覚えておいていいでしょう。(計算式だけ暗記)