これからの時代、自助努力は必須!!
私は、55歳です。
まだまだ、元気にばりばり働く気ではいますが、やっぱり老後は不安です。
はたして、年金をいただける歳まで病気をせずに働けるのか、年金生活に突入後の生活はどうなのか?
50歳を過ぎて、そんな会話が増えました。 考えれば、きりがありません。
私達が、若い頃、親の世代の年金は、そこそこありました。
私は、銀行の窓口に座っていましたので、年金支給日に年金を下ろしに来られる、おじいちゃん、おばあちゃんが「ありがと う」って、うれしそうに帰られた姿を思いだします。
勿論、通帳に記載された、金額も、今とは違います。
基礎年金制度が導入された1986年の改正により、公的年金の給付水準が、大きく引き下げられました。
例えば、厚生年金に40年間加入し、その間の平均月収が35万あったとすると、引き下げ前の人の老齢年金の年金額は、月額24,7万ほど。一方、引き下げ後の乗率が適用される人は、月額16,5万程度です。
老後、公的年金だけで 生活できたのは、うんと昔の話です!
現在の年金額でも、それだけで生活していくのは、難しい水準です。
これが、今後、マクロ経済スライドによって、目減りしていくのです。
マクロ経済スライドとは。
公的年金の給付水準は、平均手取り賃金の何%にあたるかの比率で、従来60%とされていました。
賃金上昇に応じて年金額が引き上げられれば、給付水準は維持されます。マクロ経済スライドは、この引き上げを抑制することにより、給付水準を引き下げる仕組みです。
少子高齢化などもあり、今後、給付水準は50%程度まで引き下げられることが予想されます。
年金額が、減るわけではありません。ただ、賃金を基準にすると年金の価値が、2割程度、目減りすることになります。
さらに、もうひとつ。
長い間、デフレが続きましたが、仮に、今後、物価が上昇し、インフレに向かうとますます、マイナスの影響が加わることになります。
ひと昔前!
老後を、より豊かに暮らす為、個人年金や貯蓄などの自助努力をしていたと思うのですが、今では、生活の不足分を補う為に変わり、さらに、今後は、生活そのものの為に必要なのではないでしょうか?
10年後、20年後の自分の姿を見据えた自助努力は、現時点において必須だと言えます!
先送りせずに、今、考えてみてください!!