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教えてFPさん  知っているようで知らない・・・生命保険料控除について  小井手 美奈子

毎年9月から10月になると、保険会社から生命保険料控除のお知らせが届く季節となっています。この時期が来ると「年末調整が面倒だな~」なんて考えてしまう方も多いことでしょう。

この記事を読みながら・・・そー言えば来てたな?どこに置いたっけって思っている方いらっしゃいませんか?

「何が何だか分からない」というものです。確かに、年末調整の用紙を受け取ると複雑なわけの分からない計算式が並んでいて、それを見るとげんなりします。

しかし、実は、あの式を理解する必要はありませんし、ましてや自分で計算する必要すらありません。
生命保険料控除を受けるには、年末調整で保険料控除申告書を証明書を添付して会社に申請しましょう。これで、所得税と住民税が安くなりますよ(保険料が給与から天引きされている人は、これらの申請は必要ありません)。

また、年に一度、年末調整や確定申告の際に「加入中の保険は今の状況に合っているかな?」

「この保障は足りているかな?」等、保障内容が今のライフステージに合っているかを確認することで、いざというときに困らないように備えることができます。

 

では・・・生命保険控除でいくらぐらい所得税と住民税が安くなるんでしょう?

平成24年1月1日以後に契約した新契約と、平成23年12月31日以前に契約した旧契約とでは、適用控除額が違います。

今回は、平成24年1月1日以後に契約した新契約の場合をご紹介します。
1年間に支払った生命保険料(一般生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料)の金額に応じて、一定金額がその年の所得額から差し引かれます。
つまり課税の対象となる金額が減ることにより、所得税や住民税の金額も抑えられるというわけです。

毎年10月ころ、保険会社から郵送される「生命保険料控除証明書」を、きちんと活用することで、納める税金の額に意外と大きな差が出ます。

それでは、実際にどれくらい税金が軽減されるのかを、所得税について見てみましょう。
仮にそれぞれ最高額の保険料を支払っているケ-スで考えると、平成23年以前の契約の場合、一般生命保険と個人年金保険、それぞれ年間10万円超(合計20万円超)の保険料を支払っている場合、控除される金額は5万+5万=10万円となります。
また、平成24年以後に契約した保険料については、一般生命保険で年間8万円超、介護医療保険でも8万円超、個人年金保険でも8万円超の保険料を支払っているとすると、控除される金額は4万+4万+4万=12万円です。
ただし、この金額がそのまま軽減されるのではありません。
実際に軽減される金額は、これに所得額を掛けた金額です。
所得税率は所得額によって異なります。

生命保険料控除の説明の図

 

具体例を見てみましょう。
一般生命保険で年間9万円、介護医療保険で年間4万円の保険料(いずれも平成24年以降に契約)を支払っている人の場合で計算してみます。
一般生命保険料控除額→4万円
介護医療保険料控除額→(4万Ⅹ1/2)+1万円=3万円
合計 4万+3万=7万円の控除額

次に課税される所得金額に応じて所得税率を掛けると、軽減される所得税額が計算出来ます。
◎課税される所得金額が300万円の人の場合
→控除額7万Ⅹ10%=7000円の軽減
◎課税される所得金額が700万の人の場合
→控除額7万Ⅹ23%=16,100円の軽減
ここでは所得税について解説しましたが、住民税についても軽減されます。住民税の税率については、お住まいの各都道府県や市町村のホ-ムページなどをご確認ください。

 

平成27年10月から通知が始まっている個人番号(マイナンバー)。年末調整で保険料控除をするには「保険料控除申告書」の書類を提出する必要があります。この書類には、個人番号(マイナンバー)を記載する必要はありません。
ただし、確定申告をする場合は、個人番号(マイナンバー)の記載が必要になってきます。平成28年分の申告は平成29年に行いますが、平成29年以降に平成28年分の所得税の確定申告をする際には、確定申告書にマイナンバーの記入欄があります。
いずれにしても、証明書を添付して申請するだけで、確実に税金が安くなるこれらの控除。面倒がらずにしっかりと申請しましょう。

生命保険料控除証明書は大切に保管して、年末調整時に忘れたら確定申告をして下さい。
会社員の方は、年末調整時に、「給与所得者の保険料等申告書」の書類に記入の上、その控除証明書を添付して会社に提出します。
個人事業主の方は、確定申告で申請してください。

生命保険料による控除は決して小さな額ではありません。
皆さん、ぜひ活用しましょう。

 

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